水槽のエキゾティシズム
SNSで今週急上昇している『曖昧な喪失感』と『日常からの逃避』というエモーショナルなリスナー需要を捉えたドリーム・ポップ。水槽の中から閉塞感のある現実を見つめるような浮遊感のあるシンセパッドと、強めのシティポップ風ベースラインが融合。AIzawa Nekoruの透明感とどこかアンニュイなウィスパーボイスを最大限に活かし、チルでありながらエモいリフレインがSNSでのループ再生を誘発する一曲です。
歌詞
(Intro)
琥珀色のストローを伝う
気泡の数だけ 溜息を吐いて
スクロールするタイムラインには
知らない誰かの 眩しい日常
部屋の隅で 膝を抱えたまま
私はただ ガラス越しに見てる
ねえ 聞こえてる? この街のノイズ
私の声は 届かないままで
水槽の底に沈めたレシート
昨日買った 偽物のルビー
煌めくほどに 空しさが募る
冷たい部屋 24時のブルー
時計の針が 刻むジレンマ
動けないまま 夜が更けていく
揺れる カーテンの隙間から
差し込む 月の光
ここではない どこか遠くへ
連れ去ってよ 今すぐ
浮かび上がる 泡のように
消えてしまいたい tonight
ゆらゆら 揺れる世界の中で
私はただ 息をしているだけ
エキゾチックな 孤独を纏って
踊り明かそう この狭い水槽で
満たされない 心の隙間を
ネオンの光が 染めてゆく
サヨナラなんて 言わないで
まだ ここにいて
ワンルームの宇宙を泳ぐ
小さな影は 誰の幻影?
すれ違う 感情のノイズに
耳を塞いで 眠りにつくの
デジタルな愛じゃ 癒せない
この渇きを 誰が知るの
鏡に映る 見慣れた横顔
本当の私は どこにいるの?
答えのない 問いを繰り返す
終わらない 深夜のモノローグ
静寂だけが 友達のように
私を優しく 包み込む
もしも このガラスが割れたら
私は 外の世界へ 飛び出せるかな?
傷つくのが 怖くて
まだ 鍵をかけたままの胸
だけど 震える指先で
光の射す 方へ 手を伸ばすの
ゆらゆら 揺れる世界の中で
私はただ 息をしているだけ
エキゾチックな 孤独を纏って
踊り明かそう この狭い水槽で
満たされない 心の隙間を
ネオンの光が 染めてゆく
サヨナラなんて 言わないで
まだ ここにいて
水槽の底で 夢を見てる
泡になって 消えるまで
おやすみ、私のエキゾティシズム