ハミングの隙間で ジャケット
2026.07.16 Release ベッドルーム・ポップ / ローファイ・ヒップホップ / チルアウト

ハミングの隙間で

歌詞

少し冷めたコーヒーを片手に
窓辺に映る 退屈な午後

アラームの音に急かされて
始まった今日をやり過ごす
誰の目にも留まらないような
小さなため息をひとつ
アスファルトに反射する光
眩しさに少し目を細めて
歩き慣れたはずの坂道
少しだけ歩幅を緩めてみる

メッセージの通知はオフにして
今はただ 風の音を聞く
イヤホンから流れるお気に入りは
今日に限ってなんだか騒がしくて
外してポケットに仕舞い込んだ
代わりに胸の奥から
こぼれ落ちたメロディ

言葉にすれば 壊れてしまいそうな
形のない この気持ちを
乗せるための 船を探しているの
それはね

ハミング 誰にも届かなくていい
私のための 小さな子守唄
すれ違う風に 溶けていくメロディ
心が少しだけ 軽くなる
ハミング 誰にも知られなくていい
明日への小さな 道しるべ
ラララと口ずさむだけで
ほら 世界が少しだけ優しくなる

夕暮れが街を染めていく
ビルの影が長く伸びて
お気に入りのスニーカーの先
オレンジ色に染まっていく
みんなそれぞれに忙しそうで
私はどこへ向かうのだろう
そんな迷いも ひとときの静寂に
そっと紛れ込ませて

上手な言い訳を考えるより
不器用なままでいたいから
飾らない音色を 紡いでいくの
それはね

ハミング 誰にも届かなくていい
私と世界の 秘密の境界線
静かな夜に 溶けていくメロディ
涙が少しだけ 乾いていく
ハミング 誰にも知られなくていい
私を抱きしめる 優しい風
ラララと口ずさむだけで
ほら 孤独が少しだけ愛しくなる

言葉は時々 誰かを傷つけて
自分さえも見失わせるけれど
この声が奏でる 曖昧な響きは
傷ついた心に そっと寄り添うの
何もない私だけど
この歌だけは 嘘をつかないから

ハミング 誰にも届かなくていい
私のための 小さな子守唄
すれ違う風に 溶けていくメロディ
心が少しだけ 軽くなる
ハミング 誰にも知られなくていい
明日への小さな 道しるべ
ラララと口ずさむだけで
ほら 世界が少しだけ優しくなる

夜空に星が瞬き始める
小さな部屋の 窓を開けて
最後にもう一度
おやすみのハミング