残像グラデーション
歌詞
午前3時のスクランブル交差点
信号機だけが誰もいない街を寂しく照らしている
ポケットの中で握りしめたスマホの画面
冷たい光が私の指先を蒼く染めていく
誰もが誰かとつながりたがっているのに
言葉を吐き出すたび空虚が広がる
耳鳴りのような都市のノイズの中で
消えそうな私の声をずっと探していた
揺れる街灯 落ちる影
壊れそうな心に静かに鍵をかけて
滲んでいく残像のグラデーション
過去と未来の狭間で強く叫んでいる
あの日見上げた歪んだ夜空に
描いた夢はまだ消えてないから
ノイズ混じりのメロディを抱きしめて
解けない呪いを愛に変えていく
タイムラインをすり抜けていく誰かの日常
綺麗な言葉で塗り固められた世界の中で
たったひとつだけの偽りのない痛みを探した
擦りむいた心の傷跡をそっと撫でながら
泣けない夜をあといくつ越えればいいの?
ガラスの破片を踏みしめるような足取りで
一歩ずつ暗闇の深くへ進んでいく
遠く聴こえるトレモロの響きが
抱え込んだ孤独をそっと許してくれる
交差していく無数の感情の波
誰のモノでもない私だけの夜の中で
消えそうな吐息で紡ぐこの詩が
君の傷口を優しく塞ぐまで
歪んだギターの響きに身を投げて
終わらない夜をどこまでも駆け抜ける
傷つくことを恐れて隠していた本音
守り続けた小さなプライドなんて捨ててしまえばいい
フィードバックノイズが頭を掻き乱しても
世界が私を忘れてしまっても
ここで私は声をあげ続けるから
滲んでいく残像のグラデーション
かすかな夜明けの気配が街を包み込んでいく
あの日見上げた歪んだ夜空へ
解き放つよ 私だけの衝動を
ノイズの果てに見つけた光を胸に
新しい朝の光へと歩き出す
消えない残像
途切れない音
君と私のグラデーション
午前5時 透明な風が吹き抜けていく