時間割にない夜
歌詞
チャイムのない夜が
まだ ここにある
机の上 折り目のついた予定表
明日から また四角い時間に戻る
消しゴムの粉 集めて丸めて
できたのは 名前のない小さな星
自転車のライトが 坂の下で滲む
君が「まだ帰らない」って笑った
時計の針が 少しだけ緩む音
完璧じゃない 息の震えごと
連れて行きたい
時間割にない夜へ
誰にも配られてない ページの余白へ
ずれた歩幅も 掠れた語尾も
そのまま 抱えて走ろう
明日が僕らを 正しく並べる前に
今夜だけは 揺れたままでいい
時間割にない夜
プールの匂いが 制服に残ってる
八月の底に 沈めてきた言葉
「変わりたい」って言えなかった声が
喉の奥で まだ光ってる
コンビニの灯り 二人分の影が伸びて
アイスの棒に 当たりの文字はなくて
それでも笑えた 意味のない夜の中
綺麗に整った 未来なんかより
君の噛んだ言葉が欲しい
時間割にない夜へ
誰も採点できない 空白の時間へ
外れた音程 濡れた靴の音
全部 連れて行くから
明日が僕らに 番号をつける前に
今夜だけは 迷ったままでいい
時間割にない夜
合わせた指先が 少し冷たくて
夏が終わるって こういうことか
用意された答えの 隙間を縫うように
息を吸って
まだ鳴らないチャイムを 追い越して
まだ 終わらせないで
時間割にない夜へ
誰にも配られてない ページの余白へ
ずれた歩幅も 掠れた語尾も
そのまま 抱えて走ろう
明日が僕らを 正しく並べる前に
今夜だけは 揺れたままでいい
坂を下って 風になって
名前のない星が 一つ増える
時間割にない夜
まだ ここにある