シャッフルなのに君ばかり
歌詞
イヤホン 片方だけの九月
風が少しだけ 早口になる
改札の前で 立ち止まって
再生ボタンを 押しただけなのに
順番なんて 決めてないはずの
一曲目が もう君の匂い
適当に選んだ はずの夕方
橙が街を なぞってくよ
イヤホンの中だけ 夏が居残って
まだ帰りたがらない
スキップしても スキップしても
次の 次の そのまた次も
偶然って顔して 並んでるんだ
ねえ ずるいよ そんなの
シャッフルなのに 君ばかり
どうしてこんな 確率なんだろう
消したはずの 三分の記憶が
イントロだけで 全部戻る
シャッフルなのに 君ばかり
九月の空は もう手が届かない
それでも今日も 再生してる
君のいない プレイリスト
既読の横で 眠った夜と
自販機の前 笑ってた冬
季節をまたいで 混ざり合ったまま
並び替えられないままで
イントロの三秒 息を止める
知らないふりが 上手くなった
飛ばせばいいのに 指が止まって
結局 最後まで聴いた
消しても 消しても 履歴の奥
君の名前が 灯ったまま
ランダムだって わかってるのに
まだ 意味を探してる
シャッフルなのに 君ばかり
偶然のふりして 呼び止めてくる
夏が終わった それだけの話
なのに胸が まだ夕焼け
シャッフルなのに 君ばかり
秋の入り口で 立ち尽くしてる
それでも今日も 再生してる
戻れない プレイリスト
音量を上げた 上げたけど
世界は静かに なるばっかりで
君が好きって 言った曲だけ
なぜか少し 音が大きい
いつか全部 ただの音になる日が
来るんだと思う 来てほしくない
それまでは このまま
鳴らしてていいかな
シャッフルなのに 君ばかり
どうしてこんな 確率なんだろう
何度も何度も 引き当てるたび
少しずつ 優しくなってく
シャッフルなのに 君ばかり
九月の風に 溶けていくように
それでも今日も 再生してる
君のいた プレイリスト
イヤホン 片方だけの九月
ラララ もう一回だけ
ラララ もう一回だけ
再生