片見月にしないで ジャケット
2026.10.19 Release J-POP/ピアノポップロック

片見月にしないで

歌詞

ねえ 覚えてる?
九月の まんまるの月
今度は 十三夜
片見月に しないで

九月の終わり 屋上で
まんまるの月を ふたりで見た
「きれいだね」って 言ったきり
君はスマホを ポケットにしまった

お団子みたいな 丸い約束
「また来月も」って 指切りしたよね
あれから三週間 既読はつくのに
次の夜の話は まだ出てこない

片方だけじゃ 縁起が悪いって
おばあちゃんが 昔 言ってた
迷信だって わかってるけど
いまは それにすがりたい

片見月に しないで
半分だけの 恋にしないで
十五夜だけ 見せておいて
続きを 置いていかないで
欠けた月でも かまわない
少し足りない 夜でいい
もう一度だけ 隣にいて
十三夜に 会いに来て

木枯らし一号 ニュースで聞いて
薄手のコートじゃ 追いつかない
コンビニの棚 栗のお菓子
君の好きな味 また買っちゃった

「忙しい」って スタンプひとつ
それだけで 一日 揺れてしまう
カレンダーの 二十三日に
小さな丸を 書いては消して

満月よりも 少し欠けてる
それが 今のわたしたち
ぴったりじゃなくて いいからさ
同じ空を 見上げたい

片見月に しないで
片思いで 終わらせないで
一度だけの 思い出なら
こんなに 苦しくならない
欠けた月でも かまわない
雲が少し かかってもいい
もう一度だけ 名前呼んで
十三夜に 会いに来て

本当は 怖いんだ
九月の夜が いちばんで
あとは ゆっくり 欠けていくのが
わたしたちの 答えなら
それでも
見上げる理由を ちょうだい
ひとりで見る 月なんて
明るすぎて 泣いてしまう

片見月に しないで
半分だけの 恋にしないで
十五夜と 十三夜
両方そろえて 叶えたい
欠けた月でも かまわない
欠けたままの わたしでいい
「月がきれいですね」って
今度は 君から言って

片見月に しないで
十月の 二十三日
屋上の鍵 あけておくから
ふたりで 続きを見よう