38℃の蜃気楼
歌詞
38度の街 ゆらめく蜃気楼
溶けていく思考 アスファルトの熱気
氷が鳴るグラス ため息ひとつ
午前8時でもう限界のサーモグラフィー
日陰を探して歩く舗道
信号待ちの数秒でさえ
眩しすぎて目を閉じてしまうよ
自販機のボタンを押す指先
冷たい缶を頬にあててリセット
誰もが通り過ぎる灼熱の都市角で
私だけが立ち止まっている
室外機の風が通り抜ける
ビル風の隙間 影が歪んでいく
タイムラインに溢れる「暑すぎる」の文字
みんな同じ逃げ場を探してる
スマホの画面に反射する太陽
通知の音も少し霞んで聞こえる
現実感を奪っていく酷暑の中で
何か大事なことさえ忘れそうになる
エアコンの冷気と夏の匂いが混ざる
夕立の予感に胸が騒ぎ出すよ
グラデーションの空に涼風が吹く瞬間を
待っているんだ ずっと
38℃の蜃気楼を吹き飛ばして
青いサイダー弾けるような歌を歌おう
太陽が揺れるこの酷暑の真ん中で
君と冷たい夢を見たいだけ
溶けそうな不安も 汗と一緒にぬぐい去って
一瞬の涼しさを抱きしめるんだ
この夏を走り抜けよう
夕暮れが近づいても下がる気配のない温度
西空を染める灼熱のオレンジ
影が長く伸びて街を包み込む
風鈴の音が小さく揺れた
冷たいアイスが手元で溶けて落ちる前に
言葉にできない気持ちを飲み込んだ
夜になっても終わらない熱帯夜の予感
それでも私達は明日に向かう
熱気が去らない夜の屋上
遠くの雷鳴が空を光らせる
スコールが来たら全部洗い流して
熱を奪って 解き放って
静けさと冷たさをこの街に届けて
38℃の蜃気楼を吹き飛ばして
青いサイダー弾けるような歌を歌おう
太陽が揺れるこの酷暑の真ん中で
君と冷たい夢を見たいだけ
溶けそうな不安も 汗と一緒にぬぐい去って
一瞬の涼しさを抱きしめるんだ
この夏を走り抜けよう
冷たい風がそっと頬を撫でる
蜃気楼の向こう側に広がる青
酷暑の終わりを告げる空
38度の空の下で…