日焼け跡は嘘つかない ジャケット
2026.08.24 Release J-POP / サマー・エモーショナル・ロック

日焼け跡は嘘つかない

歌詞

あー 夏が 剥がれていく
あー

自転車の錆びた音 坂を下る八月末
シャツの裾に まだ潮の匂い
君が笑って指さした 私の腕の白い線
「そこだけ 時間が止まってる」

錆びたガードレール 二人分の影
伸びて 重なって また離れた

言えなかった言葉ばっかり 溜まって
喉の奥で 炭酸みたいに
弾けて 消えた

日焼け跡は嘘つかない
どれだけ君の隣にいたか
薄くなる 消えていく
それでも今日は まだここにある
夏が終わる前に 一回だけでいい
その名前を 呼ばせて
日焼け跡が 嘘をつく前に

花火のゴミ 拾いながら 明日の話 逸らしてた
「進路さ」なんて 笑いながら
プールの匂い 落ちきらない
髪をまとめる その仕草さえ
記憶に焼き付けてしまう

閉店間際の自販機の灯り
君の横顔だけ 白く浮かべた

体温計みたいな夕陽が 傾いて
三十六度の街が ゆっくり
冷めていく

日焼け跡は嘘つかない
どれだけ本気で笑ってたか
薄くなる 消えていく
それでも今日は まだここにある
夏が終わる前に 一回だけでいい
その名前を 呼ばせて
日焼け跡が 嘘をつく前に

秋が来る 秋が来る
教室の窓が閉まる
君は少し背が伸びて
私は少し 白くなる

それでも
それでも
消えていく速さで
好きになったんだ

日焼け跡は嘘つかない
どれだけ本気で走ってたか
薄れても 忘れても
皮膚の下に 夏は残ってる
言えなかった言葉 全部連れていく
九月の向こうへ
日焼け跡が 嘘をつく前に
君に 会いに行く

あー 夏が 剥がれていく
あー まだ 消えないで
まだ 消えないで