蝉時雨のあとさき ジャケット
2026.08.25 Release J-POP/夏の終わりアンセム(ノスタルジック・ポップロック)

蝉時雨のあとさき

歌詞

麦わら帽子を影に置いて
最後のページをめくる指先
蝉の声だけが忙しなくて
私だけがまだ夏の途中

宿題ノートの隅の落書き
消せない夏の匂いがした
扇風機の風に混じるセミの余韻
時計の針は待ってくれない

ねえ、あと少しだけ
このままでいさせて
陽炎の向こうへ
まだ行きたくないの

蝉時雨が止む その静けさが怖いの
夏よ終わらないで まだ声を聞かせて
でも風が変わる 合図はもう鳴ってる
涙のあとさきに 一歩だけ踏み出そう
さよならじゃなくて ただいまを言うために

夕立のあとの匂いを吸い込んで
濡れたアスファルトに影が伸びる
花火の火薬の匂いより早く
心はもう秋を数えてる

友達と別れる駅のホームで
「また会おうね」がやけに大きく響く
夏休みの宿題より重い
「またね」の意味を知った気がした

ねえ、あと少しだけ
振り返らせてよ
陽炎の向こうへ
ちゃんと歩いていくから

蝉時雨が止む その静けさが怖いの
夏よ終わらないで まだ声を聞かせて
でも風が変わる 合図はもう鳴ってる
涙のあとさきに 一歩だけ踏み出そう
さよならじゃなくて ただいまを言うために

鈴虫の声が 教えてくれた
終わりは次への 合図なんだって
セミも私も 声を張り上げて
今を生きてた それだけで良かった

蝉時雨が止む その静けさが好きになれた
夏よありがとう ちゃんと声を聞いたよ
風が変わっても 私は私のままで
涙のあとさきに 未来を描いていく
さよならじゃなくて ただいまを言うために

また来年 同じ空の下で
「ただいま」って笑って言えるように