前夜祭のままでいい
歌詞
ラ・ラ・ラ まだ鳴らないチャイム
ラ・ラ・ラ 夜だけの校舎
ペンキの匂い 指に残ったまま
模造紙の端 そっと押さえた
脚立の上で 君が笑ってる
「まだ曲がってる」って 言えないでいた
放課後が 放課後じゃなくなって
知らない時間に 変わってく
一日だけの 街をつくってる
点かない電飾 直す口実で
もう三十分 ここにいる
明日が来るのが 少しこわい
前夜祭のままでいい
本番なんて 来なくていい
体育館の暗がりで
君の影が いちばん光ってた
リハーサルの その先に
終わりがあるって 知ってるから
まだ 幕を開けないで
前夜祭のままでいい
段ボールの城 崩れかけのまま
「明日直そう」で 積み上げた嘘
教室の机 端に寄せたら
教室じゃない顔を してた
窓の外はもう 秋の匂いで
半袖の腕が 少し寒い
君は気づかず 釘を打ってる
ガムテープの音 やけに大きくて
静かなことに 気づいてしまう
時計の針 見ないふりした
前夜祭のままでいい
拍手なんて まだいらない
配線だらけの 床の上
二人分の 影が伸びてた
完成する その前の
未完成が いちばん綺麗
まだ 幕を開けないで
前夜祭のままでいい
ねえ 本番は 一日で終わる
ねえ 片付けは あっという間で
そしたら僕ら ただの
同じクラスに 戻るだけ
だから今夜 電飾は
まだ 点かなくていい
このまま このまま
このまま
前夜祭のままでいい
夜明けなんて 急がないで
まだ誰も来ない 校舎に
僕らだけの 熱が残ってる
明日 光が満ちる前に
言えなかった 続きを言うよ
幕が上がる その前に
前夜祭のままでいい
ラ・ラ・ラ 点いた電飾
ラ・ラ・ラ まだ誰も知らない
前夜祭のままでいい