エモいで済ませないで
歌詞
既読の下に並ぶ三文字
それで全部片付いたみたい
夕方の風が少し変わった
その理由は誰も言わない
自販機の前 迷ってるふり
本当は君の言葉を待ってた
便利な言葉を覚えるたびに
気持ちの解像度が落ちてく
うまく言えない方が
たぶん本当なのに
エモいで済ませないで
名前のない気持ちに
ちゃんと名前をつけてよ
まだ言葉になる前の
震えてるところまで
見つけて 呼んでほしい
三文字じゃ足りないよ
この胸のぜんぶは
教室の窓 うすい水色
半袖の腕に鳥肌がひとつ
夏を過ぎたら急に静かで
みんな上手にまとめてしまう
やばいも 尊いも 全部きれい
だけどそこに 私はいない
ひとつだけ 選べないままの
言いかけた音が 喉に残ってる
略さないで話そう
不器用な速さで
エモいで済ませないで
簡単に片付かない
夕暮れの色みたいに
グラデーションのままで
伝わらなくてもいいから
遠回りして届けたい
三文字じゃ足りないよ
この気持ちのぜんぶは
辞書には載っていない
今日の風の名前
君と歩いた坂道の
影の長さの意味
うまく言えないから
何度でも話すよ
省略しないで
君に会いにいく
エモいで済ませないで
名前のない気持ちに
ちゃんと名前をつけてよ
まだ言葉になる前の
震えてるところまで
見つけて 呼んでほしい
三文字じゃ足りないよ
この胸のぜんぶは
ぜんぶ 話すよ
ちゃんと 話すよ
君にだけは