あと三枚
歌詞
めくる音がした
十月の、はじまりの朝
半年ぶんの言い訳を
引き出しの奥に押し込んで
めくった紙の軽さに
ちょっとだけ息が止まる
窓の外はもう秋の色
夏に置いてきた続きが
まだ胸の底で鳴ってる
急かさないでよ カレンダー
数えるほどに惜しくなる
それでも今 手を伸ばすから
あと三枚 あと三枚
めくるまでに君と踊りたい
焦る鼓動 そのまま鳴らして
四つ打ちに変えたら怖くない
あと三枚 あと三枚
終わりの数を勇気って呼ぶよ
残りぜんぶ 抱えて走る
十月のはじまりで
去年の私が書いた
叶えたいことリストの端
半分くらいは笑えるけど
半分はまだ生きてる
コンビニの棚が先に
季節を追い越していく
置いていかれても歩幅は私の
教えてよ どうやったら
残り時間を味方にできる
君が笑うだけで 少し分かる
あと三枚 あと三枚
めくるまでに君と踊りたい
冷たい風 頬を刺しても
手を繋いだ側だけ夏のまま
あと三枚 あと三枚
足りないなんて言わせない今日を
同じテンポで 呼吸を合わせて
十月のまんなかへ
めくっては惜しんで
惜しんではまた前を見て
そうやって私たち
何枚だって越えてきた
一枚目の今日を
ちゃんと踊りきってから
次の話をしよう
あと三枚 あと三枚
めくるたびに君を好きになる
焦る鼓動 そのまま鳴らして
最後のページまで連れて行くから
あと三枚 あと三枚
終わりの数を約束って呼ぶよ
残りぜんぶ 君と使う
十月のはじまりで
めくる音がした
ほら、もう始まってる