朝が遅刻してる
歌詞
アラームの六時半
窓の外はまだ夜のまま
目は開いたのに
世界が追いついてこない
布団の端を掴んだまま
数分だけ ずるをする
十月はずるいね
こっそり夜を伸ばして
私の朝だけ 置いていく
起きてるよ ちゃんと起きてる
証拠に君へ 一行打った
既読がつくまで あと少し
朝が遅刻してる
こっちは準備できてるのに
空が白むのを待てないから
私のほうから始めるよ
朝が遅刻してる
待ってる間に 君の名前
何回だって打ち直して
消して また打って
洗面所の水が
昨日より少し冷たい
前髪が決まらない朝は
だいたい何かいい日になる
ホームの灯りがまだ強くて
電車の窓に映る私と
ちょっとだけ目を合わせる
眠いよ でも行くんだよ
君がいる場所まで八駅
その間に 目を覚ませばいい
朝が遅刻してる
急かしてこない空が好き
白んでいく色の順番を
今日は全部 覚えておく
朝が遅刻してる
走らなくていい朝だから
この眠気ごと抱えたままで
君に会いに行く
一番に起きたって
誰も褒めてくれないけど
暗いうちに動き出した
足音は 私だけのもの
カーテンを開ける
ほら、やっと間に合った
朝が遅刻してる
それでも必ず来るんだって
知ってるから待てるんだ
君のことも、たぶん同じ
朝が遅刻してる
遅れたぶんだけ 眩しいから
冷たい息を吸い込んで
今日を始めるよ
アラームの六時半
もう夜じゃない