毛布より君がいい
歌詞
今夜から 冷えるらしい
天気予報が 先に言った
押し入れの奥から 引っぱり出した
去年のままの ボーダーの毛布
ちょっとだけ 柔軟剤が古くて
半年前の 私の匂い
窓を閉めても すきま風
十月の夜って こんなだっけ
くるまって スマホを照らしても
指先だけが まだ冷たい
あったかいはずなのに
足りないのは なんでだろ
答えなんて とっくに知ってる
言わせないでよ ねえ
毛布より君がいい
ふわふわより ぎゅっとがいい
寒いのなんて 口実だって
バレてもいいから 会いたい
毛布より君がいい
くるまるより 隣がいい
秋の夜長は 長すぎるから
半分こしに 来てよ
「さむくない?」って送ったら
「さむい」だけ返ってきた午前零時
それ以上は 何も言わないの
ずるいよね お互いさまだね
衣替えした クローゼットに
君が忘れた カーディガン
返すタイミング 見失ったまま
袖を通して 夏を見送った
羽織っても 羽織っても
埋まらない 肩の右側
温度計じゃ 測れないもの
君しか 持ってない
毛布より君がいい
ふわふわより ぎゅっとがいい
寒いのなんて 口実だって
バレてもいいから 会いたい
毛布より君がいい
くるまるより 隣がいい
秋の夜長は 長すぎるから
半分こしに 来てよ
本当はね 夏のあいだも
ずっと隣が よかったんだよ
暑いからって 離れて歩いた
あの距離を 取り戻したい
冬になったら 言えなくなる
こたつのせいに しちゃいそうで
だから今夜 この寒さに
ちょっとだけ 背中押させて
毛布より君がいい
ふわふわより ぎゅっとがいい
寒いのなんて 口実だって
バレてるんでしょ 会いたい
毛布より君がいい
くるまるより 隣がいい
秋の夜長は 長すぎるから
朝まで 半分こ
毛布より君がいい
世界で一番 君がいい
玄関のチャイムが鳴ったら
毛布は 畳んでおくね
今夜から 冷えるらしい
それなら ちょうどいい